「あっちゃんお見送り」見送り!五輪メダリストパレード思わぬ余波

[ 2012年8月24日 07:35 ]

8月27日にAKB48を卒業する前田敦子

 AKB48の前田敦子(21)が27日に東京・秋葉原の専用劇場で行う卒業公演(午後6時開始)を前に計画していた特別イベントが急きょ中止になった。

 運営側は20日、公演を観覧できない大勢のファンのために「最後のあいさつをしたい」という前田の申し出を受け、盛大な「最後の劇場入り」を行うことを発表。当日午後3時半頃から車両に乗って、同劇場裏からスタートして近隣の複合商業施設「秋葉原UDX」周辺を1周(約650メートル)しながらファンへ感謝を伝える予定だった。混乱を避けるために、秋葉原を管轄する万世橋警察署、近隣施設や住民と協議を重ねた上で、ファンへマナーの徹底を呼びかけるなど細心の注意を払い準備を進めていた。

 事態が急転したのは、20日に東京・銀座で行われたロンドン五輪のメダリストら72人による華やかなパレード終了後。週明けの月曜日ながら、メダリストを一目見ようと沿道には約50万人が集まった。人出が予想を大幅に上回ったことで対応に追われた警察側から「パレードに匹敵する人出が予想される」と指導を受け、安全の確保を優先し中止を決めた。

 卒業公演には定員250人に対し、過去最多22万9096件の観覧申し込みが殺到。特別イベントが発表された時には「27日は凄いことになる」などとファンの間でも期待が高まっていた。それだけに、関係者は「甚だ残念ですが、皆さまの安全を第一に考えて警察の指導にならいます」「多くのファンに盛大に見送ってほしかった」などと本音を漏らした。

 劇場関係者によると、前田の劇場入りに関して現段階で代替案はなく、普段通り劇場に入るという。

 ≪応募84万4千件≫この日は、24日から3日間にわたって開催される初の東京ドーム公演の応募総数が計84万4721件となったことも発表された。1公演あたりの座席数は4万8000席で3公演の合計14万4000席に対する倍率は約5・9倍となった。

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2012年8月24日のニュース