人生初の会社勤め…山本太郎37歳「頑張ります!」

[ 2012年4月19日 06:00 ]

株式会社ソーラーリフォームの入社式に出席した山本太郎はできたての名刺を差し出す

 脱原発を訴えている俳優の山本太郎(37)が18日、太陽光発電システム販売会社「ソーラーリフォーム」(横浜市)に入社し、都内で入社式に出席した。

 芸能活動より反原発活動に比重を置き、収入が10分の1に激減したため人生初の会社勤め。「一定の収入があるのは心強い」と笑い、若い新入社員に交じり、真新しいスーツ姿で「頑張ります!」と気合を込めた。

 所属は営業部。業務はソーラーパネルの訪問販売。一般家庭も訪れる。早速、取材陣と名刺交換し営業活動。「クリーンエネルギーを広げることが脱原発にもつながる。東京電力にも売り込む?いいですねぇ」と“戦うセールスマン”の顔をのぞかせた。

 正社員ではなく、契約社員。清水勇介代表取締役(36)は「とりあえずは3カ月ごとに契約更新していくことになる」と説明。芸能の仕事や市民運動などを優先してもいい“VIP待遇”。山本は現在、東京都中央区のル・テアトル銀座で舞台「美輪明宏版椿姫」に出演中で、初出社日も未定だ。清水代表は「知名度上昇への貢献なども業績に含めて査定する」と明かし、広告塔としての活躍も見込んでの採用だった様子。

 山本は「今後の芸能活動に、夢見るような展開が起こるとは正直思ってない。僕がこの先どうなるかより、安心して生きられる世の中を取り戻したい」と話すと、スーツを脱ぎ劇場へ向かった。

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2012年4月19日のニュース