日本が舞台のキアロスタミ新作 カンヌ映画祭に出品 

[ 2012年4月19日 20:21 ]

 5月16日にフランス南部で開幕する第65回カンヌ国際映画祭で、最高賞「パルムドール」などを競うコンペティション部門に、イランのアッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台にした日仏合作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」が出品されることが決まった。映画祭事務局が19日、発表した。

 この作品は、元大学教授の老紳士と女子大生のラブストーリー。横浜市と静岡市で撮影された。

 キアロスタミ監督は、1997年にパルムドールを受賞した「桜桃の味」などで知られる世界的巨匠。

 コンペ部門には他に、英国のケン・ローチ監督やオーストリアのミヒャエル・ハネケ監督、カナダのデビッド・クローネンバーグ監督らの新作が入った。審査員長はイタリアのナンニ・モレッティ監督。

 コンペ部門とは別の「ある視点」部門に、若松孝二監督の「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」が出品。井浦新さんが三島由紀夫を演じている。

 賞には絡まない深夜上映で三池崇史監督の「愛と誠」も上映される。

 映画祭は5月27日まで。(共同)

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2012年4月19日のニュース