叩かれた時期もあった 大島優子「こんなに愛されるようになったんだ」

[ 2012年3月6日 10:39 ]

被災者から逆に励まされ、笑顔を見せる大島優子

 2011年3月11日の東日本大震災から間もなく1年。AKB48の大島優子(23)が「震災とAKB」について語った。あの日のことや、復興支援プロジェクトとして被災地を訪れた時のこと、そして、新たに芽生えた思い…。いま、その胸の内を明かす。

 AKBはいまや日本最高峰のスター集団となった。被災地の多くの人々から歓迎されるのも、その知名度の高さや存在感の大きさによる。

 「ありがたいです。私たちが日本を元気にできるかもしれないと思えると、うれしいです。私たちはさんざん叩かれた時期もありましたけど、こんなに人に愛されるようになったんだなあ、と。もちろん、私たちを嫌いな人もいるでしょうけど、好きな人がいてくれるのは凄いことだと思います」

 一方で、多くの人たちの注目を集めながら活動するがゆえの責任も感じている。

 「それは日に日に大きくなっています。本当に感じますね。責任とプレッシャーを常に感じてやっていこうと思います」

 間もなく3月11日を迎えるに当たり、考えることがある。

 「何が何だか分からないまま死んでしまった人がたくさんいると思うんです。その人たちは本当に無念だったと思います。どうすれば報われるのか…。忘れないということも大切かもしれないけど、いま生きている人が、生きていることに対してちゃんと向き合って歩んでいくことが大切だと思います」

 大島らメンバーにとってAKBの活動は、すなわち「生」と真摯(しんし)に向き合うことだ。

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