渡辺謙　「はやぶさ」イベントで新社会人を応援

　俳優の渡辺謙が１日、福岡市の映画館を訪れ、４月から新社会人となる福岡県内の大学生約３０人にエールを送る「節分エール交換」を開いた。渡辺は「社会の役に立っているという自覚を持って仕事をしてほしい」と言葉を贈った。

　渡辺が主演した映画「はやぶさ　遥かなる帰還」の公開に合わせたイベント。映画に込められた「勇気と責任を持って挑め。そして諦めるな」というメッセージに共感した福岡市民の有志が企画し実現した。

　九州大や西南学院大の学生らが映画を鑑賞した後、渡辺に「新しいリーダー像とは」「リスク解消の方法は」と次々に質問。

　数々のトラブルに立ち向かう小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャー役を演じた渡辺さんは「問題をリスクと捉えるかチャンスと捉えるかが大事」などと応えていた。

　「はやぶさ　遥かなる帰還」は、７年間で６０億キロを旅し、地球へ小惑星の微粒子を持ち帰ったはやぶさの計画から成功までを描いた作品。１１日から全国で公開される。