歌詞で非難の韓国女性歌手 自分も性暴力被害者と告白

[ 2012年1月8日 18:59 ]

 韓国の女性歌手ALi(27)が、2008年に起きた少女暴行事件を素材にした歌詞で非難を浴び、CDの回収に追い込まれた後、自分も性犯罪被害者だと告白した。稚拙な詞で少女を傷つけたが、自分が暴行された直後に同じ時期に被害に遭った少女を思って書いた詞だった、と許しを求めた。

 ALiは、先月中旬発売のアルバムに被害少女の仮名を曲名にした「ナヨン」を収録した。この曲で「体を売り魂を売り、奪われた哀れなあんたの人生…」と歌った部分が非難を受け、1日でCDを回収しインターネット配信もやめた。

 ALiは、問題の表現は加害者の人格を表したものだと弁明したが、ネットでの中傷はやまず、父親と会見を開いた。「私も性暴力犯罪の被害者です。生涯の秘密でしたが(歌詞の)誤解を解くため明かします」と、ALiが書いた文章を父親が涙ながらに読み上げた。自殺も考えたというALiは「私を救ってくれた音楽を続けさせてほしい」と話した。

 韓国紙によると、会見を見た被害少女の父親が翌日、ALiを訪ねた。泣いて謝罪するALiに少女の父親は「苦しいだろうが、正々堂々と正面突破しなさい。性犯罪被害者が堂々と声を上げられる時が来なければいけない」と励ましたという。

 今月7日、KBSテレビが放送したプロの歌手が歌唱力を競う番組でALiは優勝。「もう一度歌え、という意味の賞だと思います」と話した。(共同)

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