武田鉄矢が退院 酒&たばこ断ち「自主トレ」に励む

[ 2011年11月29日 06:00 ]

武田鉄矢からの自筆FAX

 先月21日に心臓疾患の手術を受け東京都新宿区内の病院に入院していた俳優の武田鉄矢(62)が退院したと、所属事務所とレコード会社が28日、発表した。

 退院は27日。「大動脈弁狭窄(きょうさく)症」のため心臓の大動脈弁を置換する大手術を受け、その後リハビリに励んできた。体力は完全には戻っていないようで、担当医から「武田さんが思っている以上に体力はありませんよ」と忠告されると「そうですよね」とかしこまって聞いていたという。

 年内は予定していたディナーショーやコンサートを見送り、週1回病院に通いながら「自主トレ」に励む。心拍数を上げすぎない、汗をかかないといった制限があるため、速歩きでの散歩やジムでエアロバイクをこぐなど軽めの運動から始めていく。

 手術をきっかけに生活スタイルも一変。所属事務所関係者によると、約6週間の入院期間中に1日に最大2箱吸っていたたばこをやめ、酒も断ってきた。退院後、自宅に戻るとおちょこ1杯分の赤ワインで家族とささやかに乾杯。久しぶりの飲酒に「味が分からなくなっちゃったよ」とおどけていたという。

 武田は手術について「病院関係者の緊張を見てわが命の重篤を知ったしだい」とコメント。続けて「みちのくの皆様方の御苦労に比べれば、わが身は充分に幸運であります」と今年の春から夏にかけて慰問に訪れた岩手、福島などの東日本大震災の被災者を気遣った。

 復帰初仕事は12月上旬に自宅での収録が検討されている文化放送のラジオ番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」になる予定。来年1月中旬には復帰会見を開く。3月には福岡・博多座で舞台「101回目のプロポーズ」に主演する。

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2011年11月29日のニュース