石原軍団の「炊き出しレシピ」初公開 裕次郎さん豚汁も

[ 2011年11月18日 08:29 ]

日本橋高島屋の屋上に設置された「げんき食堂」で、石原軍団自慢の炊き出しカレーを販売する芸能事務所「石原プロモーション」に所属する(左から)徳重聡、宮下裕治、渡哲也、池田努、舘ひろし、金児憲史

 渡哲也(69)率いる石原軍団の名物で、東日本大震災の被災地でも振る舞われた「炊き出し」メニューの作り方が初めて公開される。

 初のレシピ本「石原軍団炊き出しレシピ33」(18日発売、青志社)で紹介。被災地に巨大な鉄釜を運び込んで作った「特製ビーフカレーライス」をはじめ、渡が鉄板を前に豪快に麺をほぐす姿が印象的な「にんにく焼きそば」など、33種類の“秘伝”の料理方法が分かりやすく解説されている。

 軍団の炊き出しのルーツは故石原裕次郎さん。映画「影狩り」(72年)のロケの合間に自ら腕を振るってスタッフに豚汁を食べさせたのが始まり。その後、映画やドラマのロケのたびに脈々と受け継がれ、95年の阪神・淡路大震災の際にもいち早く現地入りして振る舞った。この裕ちゃん特製の豚汁もレシピ化されている。

 よみがえる“裕ちゃんの味”はほかにもあり、ヨット仲間に食べさせていた好物の「ハヤシライス」はトマトジュースを使い、隠し味にはちみつとウスターソースを入れるのが特徴。山中湖の別荘などでまき子夫人に作っていた「バターガーリックライス」は、もともとは渡のオリジナル。じゃがいもの冷製スープ「ビシソワーズ」は旧赤坂東急ホテル(赤坂エクセルホテル東急)のダイニングでシェフから教わったものだ。

 炊き出しの時にスタッフのために作った“まかない料理”も紹介しており、全メニューとも簡単で時間のかからない“男の料理”。舘ひろし(61)の母親直伝のぜんざいやおはぎなどスイーツも公開している。

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