“おひさま”真央×嵐で高視聴率狙う!紅白の司会発表

[ 2011年10月20日 06:00 ]

第62回NHK紅白歌合戦で紅組の司会を務める井上真央

 大みそかのNHK「第62回紅白歌合戦」(後7・15)の司会が19日、東京都渋谷区の同局で発表され、紅組は女優の井上真央(24)、白組は5人組グループ「嵐」に決まった。紅白の司会は井上は初、嵐は2年連続2回目。井上はヒロインを務めた連続テレビ小説「おひさま」が高視聴率をマーク。一方、嵐も司会で引っ張った昨年の紅白が40%超えの合格点。勢いのある2組で高視聴率を狙う。

 子役から活躍する井上だが、司会の仕事は初めてで「右も左も分からない。不安です」と素直に告白。そして「去年も司会をした嵐の皆さんにあやからせていただこうと思って」と、紅組の司会ながら白のワンピースを選んだ理由を説明した。

 今年の紅白のテーマは復興を願う「あしたを歌おう。」。井上と嵐はそのテーマにもピッタリで、高視聴率を狙える組み合わせだ。

 嵐は白とグレーを基調としたスーツ姿。松本潤(28)は「(東日本大震災の被害などで)つらい思いをした人が多い年に司会をするのは大変なことと思いますが、(大みそかを)楽しい一日にして、来年が一日一日が楽しくなるようサポートしたい」と話した。

 井上主演の今年前期の連続テレビ小説「おひさま」は、戦後の復興を目指す主人公の姿が共感を呼び、全回を通じた平均視聴率が18・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。昨年の紅組司会の松下奈緒(26)主演の「ゲゲゲの女房」を0・2ポイント上回り、福島県などで高視聴率だった。

 嵐は司会をした昨年の紅白は41・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、09年より0・9ポイントアップ。東日本大震災の復興支援でも、チャリティーイベント「嵐のワクワク学校」を行った。

 また、井上と嵐の松本は共演したドラマ「花より男子」の07年のパート2の平均視聴率が21・6%の“実績”もある。

 経験がない不安から、なかなか首をたてに振らない井上側に同局は何度も依頼し、今月に入ってOKが出た。原田秀樹チーフ・プロデューサーは「井上さんは視聴者から共感したという意見が多く寄せられた。嵐は昨年の司会が好評で、パワフルで存在感がある。2組が並ぶと明るいパワーがビンビンと伝わってきた」と期待していた。

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2011年10月20日のニュース