山本太郎の姿も…「反原発運動」追った作品上映へ

[ 2011年10月20日 13:47 ]

山本太郎(手前右)や市民団体などによる反原発運動を追った映像作品の一場面

 記録映画作家西山正啓さん(62)が、九州の市民団体などによる反原発運動を描いた映像作品「脱原発 いのちの闘争」を制作した。10月下旬から福岡や東京、大阪などで上映される。

 映像は、九州電力本店(福岡市中央区)前でのデモ行進や座り込みの様子などを、市民サイドの視点で記録。俳優の山本太郎ら市民グループが7月、佐賀県庁を訪れ、玄海原発2、3号機の再稼働に抗議して知事に面会を求めるシーンも収録された。

 庁舎内で県職員に制止されて憤る人たちに、山本が「職員の皆さんも思いは僕らと同じかもしれない」と、冷静な対応を求める姿が描かれている。山本はその後、無断で立ち入ったとして建造物侵入の疑いで佐賀地検に告発された。

 西山さんは、沖縄県読谷村で国旗掲揚に反発する住民らを追ったドキュメンタリー「ゆんたんざ沖縄」などで知られる。

続きを表示

2011年10月20日のニュース