吉本興業への訴え棄却…前田五郎さん「信じられない判決」

[ 2011年10月20日 17:43 ]

 吉本興業所属の漫才師中田カウスさん宅に脅迫文が届いた事件で、「犯人扱いされ、仕事を奪われた」として、漫才師前田五郎さんが同社などに計約1億2400万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は20日、請求を棄却した。

 前田さん側は、吉本興業側がタレント活動の休止を同意なく決定したなどと主張していた。

 野々上友之裁判長は判決理由で、吉本興業側が面談で前田さんが事件を起こしたとする記事が週刊誌や新聞に掲載されることを伝えた上で休養を勧めたと認定。「『漫才の相方らの仕事に差し障りが出る』などとする吉本興業側の強い説得で、前田さんも消極的ながら同意した」とした。

 前田さん側は控訴する方針。代理人を通じ「全く信じられない判決だ。犯罪者扱いした責任を認めないのは理解できない」とコメントした。

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2011年10月20日のニュース