KARA 超新星出演の“韓流”ミュージカル 上演差し止めを請求 

[ 2011年9月15日 12:00 ]

 韓流アイドルらが出演し、10月から大阪で上演予定の韓国ミュージカル「美女はつらいの」をめぐり、原作とされる漫画の作者鈴木由美子さんが「著作権を侵害された」として、上演差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てたことが15日、明らかになった。

 ミュージカルは女性グループ「KARA」のリーダーのギュリ、男性グループ「超新星」のソンジェらの出演が話題になっている。

 鈴木さんの著作権を管理する講談社によると、原作は鈴木さんの「カンナさん大成功です!」。1997年に発売され、その後、韓国で映画化。日本でも上映された。映画化権については鈴木さんが講談社を通じ、韓国の企業に許諾した。

 ミュージカル化についても映画を共同製作した韓国企業から講談社側に許諾申請があったが、交渉で合意に至らず、韓国企業側は契約を結ばないまま韓国でミュージカルを上演。日本公演も、主催する松竹と講談社の交渉がまとまらなかった。

 鈴木さんは講談社を通じ、「キャラクターとストーリーが自分のものと認められず悲しい」とコメント。松竹は「ミュージカルの著作権は韓国企業にあると考えており、この企業から公演権の許諾を受けた。韓国企業と講談社の間で交渉されるべき話と認識している」としている。

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2011年9月15日のニュース