間寛平 ギャグ封印で母校応援「アメマ打線頑張った」

[ 2011年8月14日 06:00 ]

甲子園のアルプススタンドで母校・東大阪大柏原に声援を送る間寛平

第93回全国高校野球選手権大会2回戦 東大阪大柏原4-7如水館

(8月13日 甲子園)
 お笑いタレント・間寛平(62)が13日、全国高校野球2回戦に進出した母校・東大阪大柏原高の応援のため甲子園球場に駆けつけた。強い日差しが照りつける三塁側アルプススタンドで試合終了まで観戦。母校は延長戦の激闘の末敗れたが、「アメマ打線は頑張った。感動をありがとう」と後輩を称えた。

 薄暮の空に高々と打球が舞い上がる。延長10回裏2死、最後の打者が左飛に倒れると、高校時代に何度も殴られ、鬼のように怖かった寛平の先輩が涙を浮かべていた。

 「ジーンと来た」。アルプスで声をからし続けた寛平も思わずもらい泣きしそうになった。それでも「これも勝負の世界。ここまでよう来た」とあと一歩で勝利をつかみ損ねた後輩たちをねぎらった。

 1回表の途中で姿を見せた瞬間は寛平を見ようと応援団が一斉に振り返り、グラウンドそっちのけ。明石家さんま(56)から命じられたギャグは「(混乱を招かないように)“それはやめてくれ”と関係者に言われたんで」と自重した。それでも強烈な日差しに負けず、声をからし続けた。

 7回に逆転された時はぼう然としていたが、その裏に追いついた時は立ち上がって両手のうちわを振り回した。

 「胃が悪くなるわ。ドキドキしながら見てたから」。夢にまで見た甲子園。敗れても寛平にとっては最高の時間だった。

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2011年8月14日のニュース