ソフィア武道館で復活公演!がん克服の都「ただいま」

[ 2011年8月14日 06:00 ]

キーボードの都啓一(写真左)が昨年2月に判明した悪性リンパ腫を克服し、復帰してから初めてのライブ

 今年5月に1年1カ月ぶりに活動を再開させた5人組ロックバンド「SOPHIA」が13日、東京・日本武道館で復活公演を行った。キーボードの都啓一(39)が昨年2月に判明した悪性リンパ腫を克服し、復帰してから初めてのライブ。待ち望んだファン約1万1000人はバンドを象徴するひまわりの造花を揺らして復活を祝った。

 ファンがペンライト代わりに手にした1万個以上のひまわりが都に向かって揺れる。この日の12曲目「ヒマワリ」。黄色一色に染まった武道館には「元気になって本当によかった」というファンの声が詰まっていた。

 ライブはバンド活動休止を発表した昨年4月以来1年4カ月ぶり。メンバーと手をつないで登場した都はオープニングで「ただいま!」とあいさつ。約3時間にわたるステージを立ちっぱなしで完走し「皆さんからの“頑張れ”っていう思いが僕に勇気をくれた」と笑顔。ボーカルの松岡充(40)も「がんに勝った都を連れて戻ってきたよ!」と客席と喜んだ。

 現在も投薬治療を続ける一方、5月からはバンドに復帰しリハーサルや体力づくりに取り組んだ。闘病中には学生時代から20年来の親交がある松岡から毎日のように電話で激励を受けたという。

 この日は妻で歌手の久宝留理子(42)も客席から見守った。終演後には、いの一番に楽屋に駆けつけ、夫の復帰を笑顔で祝福した。

 今秋には東京、名古屋、大阪のライブハウス「ZEPP」でファンクラブ向けツアー、来春には全国ツアーを予定。完全復活を今度は全国のファンにアピールする。

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2011年8月14日のニュース