欽ちゃん 気仙沼ちゃんに託す「万古焼」1000セット

[ 2011年6月22日 17:16 ]

東日本大震災の被災者に陶磁器「万古焼」を寄付することになり、三重県庁を訪れた萩本欽一(右)

 三重県の観光大使を務めるタレント萩本欽一が、同県四日市市特産の陶磁器「万古焼」を宮城県気仙沼市などの東日本大震災の被災者に寄付することになり、22日、三重県庁を訪れ鈴木英敬知事に報告。「『みんな頑張ってくれ』という言葉を持って(宮城県へ)飛んでいきたい」と思いを語った。

 三重県によると、寄付するのは万古焼の土鍋や食器類など計千セット。萩本が全て買い取り、箱詰めされたセット一つ一つに応援メッセージを同封するという。

 震災後、萩本が仙台市の友人へ電話した際、食器が必要だと聞き思い立った。来月6日に宮城県を訪れ、30年以上前にテレビ番組で共演した元タレント“気仙沼ちゃん”こと白幡美千子さんと会い、万古焼を託す。

 万古焼は江戸時代に生産が始まり、ジンバブエ産の鉱石「ペタライト」を生地に使用した土鍋は空だきしても割れないのが特徴で、土鍋の国内シェアの約8割を占める。

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2011年6月22日のニュース