松本人志最新作 スイスの映画祭で特別上映

[ 2011年5月31日 06:00 ]

 「ダウンタウン」の松本人志(47)の最新監督映画「さや侍」(6月11日公開)が、8月3日にスイスで開幕する「第64回ロカルノ国際映画祭」で特別上映されることになった。

 松本監督の第3作にして初の時代劇が上映されるのは、同映画祭の名物会場「ピアッツア・グランデ」。縦14メートル、横26メートルの巨大スクリーンが設置された野外劇場は、一度に約8000人が観賞できる。約300本の上映作品中、同会場での上映は毎日1、2本のみで、目玉イベントと言える。

 ことし2月に出品依頼のアプローチがあったことからも映画祭関係者の同作への期待の高さがうかがえる。松本は映画作りを「頭の中で実った何かを、収穫の時期に、一滴残らず搾り取るような作業」と例え、「そんな入魂の作品を、ロカルノ映画祭を通じて、海の向こうにいる多くの方々に楽しんでもらえるとうれしい」とコメントを寄せた。

 さらに、別会場では「大日本人」「しんぼる」の過去2作品を上映する特集企画「Matsumoto Cinema」が実施される。日本人監督のトリビュート企画は、松本が初となる。

 期間中、松本監督らも現地入りする方向で調整中という。カンヌ、ベネチア、ベルリンに次ぐ国際映画祭とも言われ、近年では20万人近い観客を動員する同映画祭は、監督としての才を世界にアピールする絶好の舞台となりそうだ。  

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2011年5月31日のニュース