巨人ファン徳光氏「チームプレーで日本一丸!」

[ 2011年4月13日 06:00 ]

 延期となっていたプロ野球公式戦の開幕に野球好きの著名人からも喜びの声があがった。巨人ファンのフリーアナウンサー徳光和夫氏(70)は「東日本大震災からの復興へ向け日本が一丸となっていく上で、チームプレーは勇気づけてくれるはず」と期待を込めた。

 震災の影響で予定より18日遅れた開幕。徳光氏は「キャンプからだいぶ遅れたが心配はない。つるをいっぱい引けば矢がより遠くに届くように、序盤からナイスゲームをしてくれるはず」と期待を込めた。

 震災から立ち上がる日本の未来を、野球のチームプレーに重ね合わせた。「これから震災と闘っていく上で、被災者同士、絆を深めたいと思う。好ゲームでこそ発揮されるチームプレーは、きっと被災者を勇気づけるだろうし、共感を得るはずだ」と開催の意義を説明した。

 選手には「ネバーギブアップの試合を見せること。それが被災者へ、日本人へのメッセージになる」と呼びかけ、被災者には声を出しての観戦を勧め「ショックを少しでも和らげることができたら」と話した。

 大の巨人ファンで知られる徳光氏。活躍を期待する選手は高橋由伸といい「将来、巨人の首脳になる人。ただ、監督になれるかどうかは今年の成績次第だと思う」と分析。プロ野球全体では「今年は新人選手が豊富。人気のセ、実力のパといわれるけど、人気者の斎藤佑樹君がパに入った。そういう意味でも今年は交流戦が面白そう」と見どころを熱っぽく語った。

 取材中、徳光氏が真っ先に挙げた選手は阪神・新井貴浩。選手会会長としてセ・パ同時開幕に尽力したことを称え「(セ・リーグが)開催を前倒ししていたらプロ野球からファンが離れていったはず。プロ野球ファンとして感謝したい」と賛辞を贈った。

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2011年4月13日のニュース