伊藤リオン容疑者を起訴「足で蹴る行為は極めて危険」と地検

[ 2010年12月28日 14:37 ]

 歌舞伎俳優市川海老蔵さん(33)に殴る蹴るの暴行をして重傷を負わせたとして、東京地検は28日、傷害罪で元暴走族メンバーの伊藤リオン容疑者(27)を起訴した。地検は、伊藤被告がサッカーJリーグのユースチームに所属していた経歴を挙げ「足で蹴る行為は極めて危険であり、結果も重大だ」とした。

 起訴状などによると、伊藤被告は11月25日午前5時すぎから同55分ごろまでの間、東京・西麻布の雑居ビルで海老蔵さんの顔をげんこつで数回殴った上、頭や顔を平手で数回たたき、腹や腰などを数回蹴るなどの暴行を加え、約2カ月のけがを負わせた、としている。
 伊藤被告側は28日、東京地裁に保釈請求した。
 捜査関係者によると、一緒に現場にいた元暴走族リーダーの男性は、警視庁に「海老蔵さんの頭が自分にぶつかった」などと説明。伊藤被告は「自分から因縁をつけたわけではない」と供述しており、警視庁は、海老蔵さんの男性に対する態度に伊藤被告が立腹したとみている。
 海老蔵さんは警視庁の事情聴取に「この男性を介抱していたら因縁をつけられ、いきなり殴られた」と説明していた。

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2010年12月28日のニュース