朝から並ぶ人も、水嶋ヒロの処女作販売

[ 2010年12月16日 06:00 ]

通常より早い時間に売り出した書店で、水嶋ヒロこと斎藤智裕の「KAGEROU」を手に取る女性

 第5回ポプラ社小説大賞を受賞して注目された俳優水嶋ヒロ(26)の小説「KAGEROU」が15日、発売された。東京都内では開店時刻を早めて売る書店もあり、話題作を求めて朝から店に並ぶ人もいた。

 作品は水嶋さんが本名の斎藤智裕名義で執筆。仕事も金も失い、自殺を決意した元会社員が、闇で臓器移植を行う組織に誘われてドナーとなる過程で、人生や命の意味を見つめ直す姿を描いた。
 出版元のポプラ社によると、受賞決定直後から問い合わせが殺到。増刷を重ね、発行部数は発売前としては異例の43万部に達しているという。
 東京・有楽町の書店で通勤途中に購入した女性会社員(28)は「テレビでも紹介され、話題の本なので気になって買いました」と話していた。

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2010年12月16日のニュース