AKB48に優秀賞!夢舞台へ「突っ走る」

[ 2010年4月14日 06:00 ]

第18回スポニチ文化芸術大賞。ミニライブで元気に歌うAKB48

 【スポニチ文化芸術大賞】式のクライマックスのライブアクト。ステージ直前、高橋みなみ(19)はちょっぴり緊張気味だった。「大丈夫かなあ」。顔はこわばっていた。

 しかし、いざステージに立つと、そんな心配もどこへやら。メジャーデビュー曲「会いたかった」、いずれもオリコン1位を獲得した「RIVER」「桜の栞」と3曲を披露。16人のメンバーはステージをめいっぱいに使って踊り、ホテルの宴会場を“出張AKB劇場”へと変えてみせた。
 7日に発売した2枚目のベストアルバム「神曲たち」は、AKB48史上初となるアルバムチャートでのオリコン1位を獲得し、シングルと合わせて3作連続で1位。3月には横浜アリーナでのライブ3公演で3万6000人を動員。秋葉原から起こったAKB旋風は勢いを増すばかりだ。
 会場となった東京ドームホテルのすぐ隣には、AKB48にとって特別な場所がある。06年10月にメジャーデビューして以来、メンバーが目標としている「東京ドーム」。大島優子(21)は「夢に一歩近づきました」と笑顔。昨今の人気ぶりを見ると、そのビッグエッグを満員に埋める日もそう遠くないはずだ。
 だが大島は「まだパフォーマンスがそのレベルには届いてない。2年後ぐらいにやりたいです」。前田敦子(18)も「実力的にはやっぱまだまだ。(プロデューサーの)秋元康さんが“やる”って決めたときがその時。実力が追いついていけるようにしたい」。謙虚に練習に励み、向上心は常に持ち続けている。
 ステージを終えたメンバーを代表し、高橋が壇上であいさつ。「この賞を頂いたことを誇りに思って、AKB48メンバー全員で突っ走って行きます」。この先、どんな変化を見せてくれるのか楽しみだ。

 ◆AKB48 「会いに行けるアイドル」をコンセプトに、05年12月に「チームA」がデビュー。後にチームK、Bが誕生し、東京・秋葉原の専用劇場でチームごとにほぼ毎日公演を行う。06年10月に「会いたかった」でメジャーデビュー。NHK紅白歌合戦出場2回(07、09年)。今年6月にタイ公演、8月には全国ツアーを予定している。

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2010年4月14日のニュース