笑いは健康にいいのか?吉本とグリコが科学的検証

[ 2010年4月14日 19:24 ]

 笑いは本当に健康にいいのだろうか―。吉本興業は14日、江崎グリコなどと協力し、笑いの効果を科学的に検証する実験を京都市西京区の健康食品会社ファーマフーズで始めた。

 ストレス軽減に効果があると言われるアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」と笑いを組み合わせ、相乗効果を検証する。
 実験では、20~40代の男女18人から唾液や血液を採取。1カ月間、毎週同じ曜日、同じ時間に、計算問題を解いてストレスをかけてから、落語家桂三風さんら吉本興業の所属タレントの演芸を見たり、ギャバを摂取したりして、ストレスの指標となるタンパク質の変化などを調べる。
 吉本興業お笑い総合研究所の田中宏幸所長は「笑うことは体にいいと、今まで勘だけで言っていたことを厳密に証明する結果が出ればありがたい」と期待する。
 ギャバはファーマフーズが製造。同社製品を使ってグリコが同名のチョコレートを製造、販売している。

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2010年4月14日のニュース