ヨン様撮影見学中…日本人ファン30人ケガ

[ 2010年3月12日 17:24 ]

 韓国東部の江原道江陵市で12日午後、韓流スター、ペ・ヨンジュンのドラマ収録中、強風のため記念写真撮影用のひな壇が崩れるなどして、見学していた日本人女性ファン30人と韓国人男性3人が頭や腕などを負傷した。ハットリ・カオリさん(54)=漢字不明=が顔に重いけがをしてソウルの病院に移送されたが、ほとんどは軽傷。在韓国日本大使館や警察、消防当局者が明らかにした。

 関係者によると、現場にいたペと人気女優のチェ・ジウにけがはなかった。けがをした日本人は40~70歳代で、北海道、青森県、東京都、神奈川県、静岡県、滋賀県などから参加。事故当時、現場には日本の女性ファンら約1700人がいたという。
 撮影されていたのは韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」のアニメーション版最終回の一場面。昨年10月から日本でも放映されているアニメ版には、声優を務めたペらが直接出演する場面が最終回にあり、撮影現場を日本のファンらに公開。聯合ニュースによると、応募者1万人以上の中から選ばれた人たちが見学に来ていた。
 見学ツアーはデジタルアドベンチャー(東京都港区)が企画。同社によると、一行は11日に韓国入りし、13~14日に日本に帰国する予定だった。同社は顔に重いけがをした女性について「1~2日の入院で済むかもしれない」と話した。
 関係者によると、ひな壇は幅約2メートル、長さ7~8メートルの合板製。ファンとペが一緒に記念写真を撮るために設置され、けがをした日本人はこの上にいた。強風のため、事故直前には全員に建物内に入るよう呼び掛ける案内があり、ペも車に退避していた。
 現場は江陵市内にあるリゾート地区の彫刻公園内。当時、風速20メートル以上の強風が吹いていたという。(共同)

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2010年3月12日のニュース