マイケル人気は永久に不滅です!

[ 2010年2月9日 09:39 ]

 世界的歌手マイケル・ジャクソンさんの人気は、急死から半年以上たった今も衰えていない。「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたスーパースターの歌声やダンスを惜しむファンの根強い支持で、CDセールスや映画の興行収入は記録的な数字を残している。

 米調査会社ニールセンによると、ジャクソンさんの曲を収録したアルバムの売り上げは昨年、全米トップの828万枚を記録。2位の歌手の464万枚を大きく引き離した。急死した昨年6月25日の週には、音楽配信サイトなどからダウンロードされた曲の数が前週に比べ約60倍に増えた。
 存命なら実現していたロンドン公演のリハーサルを編集した記録映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」も記録ずくめ。興行収入は全米では公開1週目で約2300万ドル(約20億円)に上り、公開終了時には全世界で約2億6000万ドルに達した。
 日本での「マイケル人気」も熱いままだ。記録映画は大ヒットが続き、当初は2週間限定の公開の予定だったが、多くの劇場が上映を延長した。1月下旬に店頭販売が始まった記録映画のDVDとブルーレイディスクの売上総額は、発売初日だけで約16億円に達した。

 マイケル・ジャクソン  1958年米中西部インディアナ州生まれ。兄弟5人で結成した「ジャクソン・ファイブ」のボーカルとして69年に本格デビュー。その後ソロで活動し、80年代以降「スリラー」「今夜はビート・イット」「ビリー・ジーン」など大ヒットを連発した。90年代以降は少年らへの性的虐待事件などで逮捕、無罪になるなど私生活も注目された。2009年7月にロンドンで久々の本格的なツアー公演をする予定だった。(共同)

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2010年2月9日のニュース