ついに…最高で禁固4年 マイケルさん専属医訴追

[ 2010年2月9日 07:30 ]

米ロサンゼルスの裁判所で行われた罪状認否で、弁護士を見るマーレー容疑者

 米ロサンゼルス郡の検察当局は8日、昨年6月に急死した世界的人気歌手マイケル・ジャクソンさん=当時(50)=に麻酔薬などを投与した専属医のコンラッド・マーレー容疑者(56)を過失致死容疑で訴追したと発表した。

 全世界に衝撃を与えたスーパースターの突然の死は、7カ月余りで刑事事件に発展した。
 訴追を受け、マーレー容疑者は8日、ロサンゼルス郡地裁の支部に出頭。米メディアによると、罪状認否で無罪を主張した。
 検察発表によると「犯意はなかったが不法にジャクソン氏を死に至らしめた」疑いで訴追された。有罪の場合は最高で禁固4年となる。
 これまでの捜査によると、心臓内科専門のマーレー容疑者は昨年6月25日、ジャクソンさんがロサンゼルスの自宅で不眠を訴えたため複数の鎮静剤や麻酔薬プロポフォールを投与した。ジャクソンさんは呼吸停止状態となった後で死亡。検視当局は死因をプロポフォールによる急性中毒などと断定している。
 CNNテレビによると、マーレー容疑者はジャクソンさんがロンドンでの復活公演に向けて準備中だった昨年春、専属医として雇われた。(共同)

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2010年2月9日のニュース