押尾学容疑者と“MDMA譲渡男”を起訴

[ 2009年12月28日 17:47 ]

押尾学容疑者

 東京地検は28日、マンション一室で合成麻薬MDMAをもらい、死亡した女性に渡したとして麻薬取締法違反の罪で元俳優押尾学容疑者(31)を、押尾被告にMDMAを渡したとして同法違反罪で知人の泉田勇介容疑者(31)をそれぞれ起訴した。

 また、女性の携帯電話を捨てたとして証拠隠滅の罪で遠藤亮平元マネジャー(28)を略式起訴。東京簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。
 押尾被告については、MDMAを使用した麻薬取締法違反の罪で懲役1年6月、執行猶予5年とした11月の東京地裁判決が確定。女性に対して適切な救命措置を怠った疑惑も浮上しており、警視庁が保護責任者遺棄容疑で捜査を進めている。
 起訴状によると、押尾被告は7月31日、東京・六本木ヒルズのマンション一室で泉田被告からMDMAの錠剤約10錠をもらい、8月2日に部屋で一緒だった飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=に相当量の錠剤または粉末を渡した、としている。
 遠藤元マネジャーは8月2日、六本木ヒルズのマンション前の植え込みに田中さんの携帯を捨て、押尾被告の事件の証拠を隠滅した疑いで、押尾、泉田両被告とともに今月7日に逮捕された。

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2009年12月28日のニュース