長門、涙こらえ…南田洋子さんと最後の別れ

[ 2009年10月30日 10:48 ]

南田洋子さんの出棺で、先頭を歩く夫の長門裕之

 多くの映画やテレビ番組で活躍し、21日に76歳で死去した女優南田洋子さんの葬儀・告別式が30日、東京都港区の増上寺光摂殿で行われた。

 親しかったタレントの萩本欽一は弔辞で「本当にお別れですか。南田さんにお会いするといつも何かを心配してくれる人でした。随分その言葉に甘えました。本当にありがとうございました」と語りかけた。
 喪主で夫の長門裕之はあいさつで「50年連れ添った洋子の存在がない。これからどう踏み出していいのか、多分永久に分からないだろう」と涙をこらえながら語った。
 祭壇は白のカーネーションやユリ、カスミソウなどで飾り付け。ひつぎの周りには、南田さんが一番好きだったという黄色いフリージアの花が添えられた。
 南田さんは数年前から認知症を患い、おしどり夫婦として親しまれた長門の介護を受けてきた。17日に体調が悪化して入院し、くも膜下出血のため死去した。

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2009年10月30日のニュース