山形で国際映画祭が開幕 世界の現状をスクリーンに

[ 2009年10月8日 19:23 ]

 国内外のドキュメンタリー映画を一堂に集めた「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が8日、山形市で開幕した。2年に1度開かれ、今回で11回目。15日まで市内の映画館などで約120本が上映される。

 映画祭事務局によると、メーンの国際コンペティション部門には、過去最高となる110の国や地域から1141本の応募があった。山形を舞台にワーキングプア問題に迫った「ナオキ」(イギリス・日本)やスイスの難民受け入れ施設で亡命希望者たちの姿を描いた「要塞」(スイス)など、事前選考を経た15本から大賞が選ばれる。
 8日夜に山形市内で開会式があったが、台風18号の影響で式に参加することができなかった監督ら関係者がいた。主催者側は「台風の手荒い祝福を受けるのは、この映画祭らしい」としている。

 映画祭では、特別招待作品として2008年に上映中止問題で論議を呼んだ「靖国 YASUKUNI」や、山形県鶴岡市出身で「ゴジラ」を監督した本多猪四郎監督の作品も見ることができる。

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2009年10月8日のニュース