森健知事「覚せい剤ダメ」“話題の現場”勝浦入り

[ 2009年8月21日 06:00 ]

海水浴客に薬物乱用防止を呼び掛ける千葉県の森田健作知事(左端)

 千葉県の森田健作知事(59)が20日、酒井容疑者と高相容疑者が出入りしていた別荘がある勝浦市などを訪れ、薬物乱用防止を訴えた。

 勝浦駅、御宿駅で薬物乱用防止を訴えるポスターを計30枚張り、勝浦中央海岸などでは啓発文を入れたポケットティッシュを1500個配布。海水浴客らを前に「絶対、覚せい剤なんてやっちゃいけないんです」と訴えた。勝浦から御宿に車で移動する際、問題の別荘の前を通ったが「あったらしいですね。見ていない。見たくもないよね」と本音も。
 別荘からは少量の覚せい剤などが見つかり、連日のように、「勝浦」の地名がマスコミで取り上げられている。そのため、勝浦のイメージダウンを防ごうと自ら発案。県によると、昨年の県内の海水浴客数では御宿が2位で35万5000人、勝浦が3位で26万9000人。夏休みの客足が遠のくのを避ける目的もあった。
 酒井容疑者は所属事務所の後輩。3日に行方不明になり、知事は6日に「大変心配している。連絡をください」とメディアを通じて呼びかけた。それが翌7日に逮捕状が出て、8日に逮捕。酒井容疑者が身柄を警視庁渋谷署に移送される姿をテレビで見たようで「俳優というのは夢を売る商売。ああいう姿を見ると残念でならない。事務所の先輩として、同じ人間としても残念」。酒井容疑者が都内のクラブで髪の毛を振り乱していた映像も連日報道されているが「以前から彼女を知っているけど、ああいう映像を見ていると違う人なのかなと思う」と落胆していた。

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2009年8月21日のニュース