元視聴率王、拘置所で自殺

[ 2009年8月21日 10:39 ]

 イスラエルでテレビのバラエティー番組の司会などで「視聴率王」と呼ばれた超有名タレントが20日、テレビ関係者を襲撃した罪に問われて拘置中の施設で自殺した。地元メディアは波乱の生涯をトップニュースで報じた。

 死亡したのはドゥドゥ・トパズ氏(62)。人を楽しませる話術で長年、お茶の間の人気者だったが、自分に批判的なテレビ評論家を殴るなどの問題行動や視聴率の低下などから、数年前に看板番組を失った。ことし5月、自分の新企画を拒否したテレビ局幹部らを、暴漢を雇って襲わせた疑いで警察に逮捕された。
 トパズ氏は容疑を認めた後、持病の糖尿病治療用のインスリンを大量に注射して自殺を図ったが命を取り留め、暴行などの罪で起訴されていた。20日、拘置施設のシャワー室で電気コードに首をつった姿で発見された。
 弁護士によると、トパズ氏は不自由な拘置生活や、自分を断罪するメディアの報道に不満を漏らしていたという。(共同)

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2009年8月21日のニュース