大原麗子さん「かわいい女」の代名詞

[ 2009年8月6日 23:14 ]

 【大原麗子さん死去】大きな瞳が印象的な顔立ちと、酸いも甘いもかみ分けた大人の女性を感じさせるハスキーボイス。6日、死亡しているのが見つかった女優大原麗子さんは「かわいい女」の代名詞だった。

 だが女優としての顔は多彩だった。高倉健さんらと共演した「網走番外地」シリーズの不良少女から、映画「おはん」の魔性の女まで、さまざまな役を演じ分け、独特の存在感を発揮した。

 一方で、1984年に歌手の森進一さんと離婚した際には「仕事をやめたくなかった」「家庭に男が二人いた」「慰謝料をもらう立場ではない」などと語り、一度決めたら後ろを振り返らない潔さを見せた。

 多くの人の記憶に残るのは、和服姿でぷっとほっぺたを膨らませ、かすれた声で甘えるようにささやいたウイスキーのテレビCMだろう。「すこし愛して、ながーく愛して」。その言葉どおり、多くの人に長く愛された。

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2009年8月6日のニュース