道頓堀に「音羽屋~」「沢瀉屋~」菊之助ら船乗り込み

[ 2009年7月2日 19:13 ]

 人気歌舞伎役者の尾上菊五郎、菊之助親子らが水の都・大阪の川を巡って劇場に乗り込む「船乗り込み」が2日、行われた。道頓堀の松竹座で5日から始まる「七月大歌舞伎」の公演を前にした恒例行事で、初夏の大阪の風物詩。

 出演者13人が船に分乗し、ゆっくりと川を進んだ。歌舞伎界のスターを一目見ようと、戎橋付近に集まった観衆から「音羽屋」「沢瀉屋」と盛んに掛け声が飛び、紙吹雪を浴びながら笑顔で手を振っていた。
 「七月大歌舞伎」の演目は蜷川幸雄さん演出の「NINAGAWA十二夜」。下船後の式典で、菊之助は「蜷川さんのつくり出す美しい世界、歌舞伎の伝統美を見に劇場にお越しください」とあいさつ。市川亀治郎も「大阪の暑さに負けない、熱い舞台になると思います」と意気込みを語った。

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2009年7月2日のニュース