熊木杏里がツアーファイナル、陽水カバー曲も披露

[ 2009年5月10日 18:58 ]

東京グローブ座でライブツアーファイナルを行った熊木杏里

 13枚目の最新シングル「雨が空から離れたら」(詞曲・熊木杏里、発売・キングレコード)=2009年JRAブランドCMソング=が好セールス中のシンガー・ソグライター、熊木杏里(27)が10日、東京・新宿区の東京グローブ座で「熊木杏里 SPRING TOUR 2009~花詞~」と銘打ったライブを開いた。

 4月25日の大阪・なんばHatchを皮切りに、同29日の名古屋・ボトムライン、今月9日の東京グローブ座、そしてこの日=東京公演は2日間で、合わせて1400人動員=と、全国3大都市でのライブツアー(全4公演)のファイナル。

 700席の会場は、熱狂的なファンで満席の中、「ライブツアー『花詞』、今日が最後になりました。この季節、いろんな変化があって、終わることもあって、始まることもあって、だけど希望のほうに気持ちを向けて曲を選んでみました。今日は、最後まで皆さんがそんな気持ちになってもらえるといいなと思います。一緒に最後まで楽しんでいってください」とあいさつ。

 アコースティック編成のバンドをバックに「風の記憶」をはじめ、「花言葉」「こと」「新しい私になって」「春隣」「雨が空から離れたら」など全20曲を熱唱。

 また、ギターとピアノの弾き語りや6月17日発売のニュー・マキシシングル「君の名前」(詞曲・熊木杏里)=NHK「ワンダー×ワンダー」エンディングテーマ)、共感して曲をつくり始めたきっかけになったという井上陽水のカバー「いつのまにか少女は」などを披露し、最後まで客席を魅了した。

 その中でプライベートの親友の話題にもふれ、「2008年は、私の中で一つ大きな事件がありました。自分の中で分岐点になるというか、小学校のときからの親友が結婚して、私もその式に行ってきたんですが、大人になったり、仕事が別々になると、だんだん言いたいことが伝わっているかなと思ったり、向こうがどんなことを考えているのか、小さいときと比べると全然わからなくなるし、もしかしたら言えるのはいまなのかなと思って、彼女に向けてつくった歌が、(今回の)ツアータイトルにもなっている『花言葉』です」と話していた。

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2009年5月10日のニュース