寂聴さん、美輪明宏ら筑紫さんしのびトークショー

[ 2009年1月28日 17:55 ]

「コーセーアンニュアージュトーク特別編~筑紫哲也さんとアンニュアージュな仲間たち~」で語り合う瀬戸内寂聴さん、美輪明宏、石井竜也、前田日明(左から)

 昨年11月、肺がんでこの世を去ったジャーナリストの筑紫哲也さん(享年73)をしのぶトークショー「コーセーアンニュアージュトーク特別編~筑紫哲也さんとアンニュアージュな仲間たち~」が27日、東京・恵比寿ガーデンプレイスのザ・ガーデンホールで行われた。

 このトークショーは異分野の著名人が対談するもので、1990年の開始当初から筑紫さんが出演、アーティスト、文化人、スポーツ選手らと親交を深めてきた。今回の特別編は、作家の瀬戸内寂聴さん(86)歌手・俳優の美輪明宏(73)アーティストの石井竜也(49)格闘家の前田日明(50)が発起人となり出演、筑紫さんとの交流やエピソードを語りあった。過去のトーク映像もダイジェストで流され、芸術論や恋愛論を生き生きと語る筑紫さんがよみがえった。

 瀬戸内さんは「筑紫さんがこのあたりにいるんじゃないでしょうか。話を聞いてくれていると思いますよ」と語り、前田は「本の話ばかりしてましたね」と格闘家の激しい姿とは違った一面を披露。美輪、石井は「(世の中の)もやもやしたことをハッキリさせて話してくれる人だった。そういう人がいなくなったのは悲しいこと」と、その存在の大きさを改めて感じていた。

 最後にはこの会の発起人である吉川晃司、東京スカパラダイスオーケストラ、バレエダンサーの西島千博、三味線奏者の上妻宏光、女優の姿月あさとも駆けつけ会場を盛り上げた。

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2009年1月28日のニュース