遠藤実さん告別式 橋幸夫「天国でもいい歌を」

[ 2008年12月9日 15:23 ]

遠藤実さんの葬儀で位牌(いはい)を手にする長女由美子さん(右)

 「北国の春」「せんせい」など5000曲以上をつくり、戦後歌謡界を代表する作曲家で、急性心筋梗塞のため6日に死去した遠藤実さんの葬儀・告別式が9日、東京都内でしめやかに営まれ、参列者は遠藤さんとの最後の別れを惜しんだ。

 葬儀には近親者のほか、遠藤さんが作曲したヒット曲「大東京音頭」を歌った橋幸夫や、「高校三年生」の舟木一夫ら、遠藤さんゆかりの歌手も参列。祭壇には少し横を向いて穏やかにほほ笑む遺影が多くの花とともに飾られたという。
 葬儀を終えた橋は「寂しさでいっぱい」と言葉少な。遠藤さんは晩年も創作活動に意欲的で、橋は「安らかに眠ってくださいと言っても先生は休まれないでしょうから、天国でもたくさんいい歌を作ってくださいとお伝えしたいです」と話した。
 遠藤さんが会長を務めた日本作曲家協会などは後日、お別れの会を開く予定。

(共同)

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2008年12月9日のニュース