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那須川天心とともに中学2連覇の元キックボクサー牧野が全日本初出場初V 高速“ハヤブサ”ボディー

[ 2021年11月28日 20:13 ]

ボクシング全日本選手権最終日 ( 2021年11月28日    東京・墨田区総合体育館 )

<2021全日本ボクシング選手権大会>男子フライ級決勝、小田切(左)に右フックを見舞う牧野(撮影・島崎忠彦)
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 男女計14階級で決勝が行われ、男子フライ級は牧野草子(そうし、22=自衛隊)が小田切駿平(芦屋大)に5―0で判定勝ちし、初出場初優勝した。身長1メートル56で本来はライトフライ級だが、リーチのある相手の懐に高速で飛び込み、ボディーストレートを突き刺した次の瞬間に“圏外”へ体を移すスピードはハヤブサのよう。互いに距離感と位置を探る激しい駆け引きの中、相手パンチをグローブでブロックする技術やカウンターも光った。「駆け引きの中で、自分の一番やりやすいボクシングに持っていけた」と笑顔をのぞかせた。

 背が低く元々当てやすいことに加え、「五輪や世界選手権を見てトレンドと感じている」ボディー打ちを強化。自衛隊では世界選手権バンタム級金メダリストの坪井智也はもちろん、体格差のあるミドル級の選手らを相手に懐への飛び込み方を研究した。24年パリ五輪を目指すかどうかは自分に合う階級が設定されるかによるが、今後は坪井のように国際大会での活躍も期待される。「出た試合はとにかく勝つ」と意気込んだ。

 小4から始めたキックボクシングでは中学時代に“神童”那須川天心が練習仲間。2人でジュニア全国大会を2連覇したが、高校受験と同時に一時競技をやめ、苦手なパンチを磨くために始めたボクシングで中大―自衛隊と進み、日本一に上り詰めた。「ボクシングは苦しい時間が長かったので日本一は自分にとって大きい。これを自信にしたい」。女子に間違われたこともある「草子(そうし)」という名前は文学好きの母・里奈さんが付けたもので、元キックボクサーの父・和博さんには小学時代にマンツーマンで厳しい指導を受けた。「お父さんには格闘技に出会わせてもらい、お母さんはずっと支えてくれた。両親には感謝しかないです」と感無量の面持ちだった。

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