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元世界王者・武居由樹が大苦戦…判定勝利も悔し涙 東京Dブーイングも「大したことない試合をした」

[ 2026年5月2日 21:15 ]

スーパーバンタム級ノンタイトル   武居由樹(大橋)<8回戦>ワン・デカン(中国) ( 2026年5月2日    東京ドーム )

<スーパーバンタム級 武居由樹VSワン・デカン>ワン・デカン(左)に右を放つ武居(撮影・島崎 忠彦)
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 前WBO世界バンタム級王者で現WBO4位、WBA7位、WBC10位の武居由樹(29=大橋)がWBA世界スーパーバンタム級15位のワン・デカン(中国)に判定2ー0で勝利。プロボクシング初黒星から約7カ月半ぶりに再起に成功したが、試合後に悔し涙を流した。

 元世界王者は再起戦で大苦戦した。1Rから左右にステップを切りながら、強烈な右アッパーから左ストレートのコンビネーションで相手の動きを止める場面もあった。3Rになると、相手がプレッシャーを強めてきて被弾も増えた。コーナー際でヒヤリとする場面もあった。4Rも上手く距離を取りながら戦っていたが、終了間際にはコーナー際で被弾した。

 4R終了後にはセコンドから「ポイントアウト」という指示もあった。5Rは圧力を受けながらも有効打をたたみ掛けたが、タフな相手を倒すことは出来なかった。6Rにはラッシュをかけてダウン寸前まで追いこんだ。しかし終了間際には強烈な右ストレートを連続で被弾した。

 最終Rには相手のプレッシャーが強くなって序盤は被弾したが、動きながらパンチを出し続けて試合終了。77―75が2人、76―76が1人の判定2ー0で再起を飾った。

 試合後のインタビューでは「こんな大きな大会で大したことはない試合してしまった。ワン選手、本当に強かったです。今日はこれ以上言えることは何もないです。本当にたくさんの応援ありがとうございました」と悔し涙を流した。

 元K―1王者の武居は昨年9月、WBO世界バンタム級王座3度目の防衛戦でクリスチャン・メディナ(メキシコ)に4回TKO負けして王座から陥落。「情けない姿を見せてしまった」と涙に暮れたが、格闘技人生で初めて練習を2週間休むうちに「負けたままでは終われない」と再起を決意した。原点に立ち返るため、キックボクシング時代の恩師である「POWER OF DREAM」ジムの古川誠一会長相手のミット打ちを再開。「最近のお前はパワーで倒そうとし過ぎている」と指摘を受け、力みや打ち急ぎの課題を修正しつつ、タイミングで倒す感覚をつかみ直した。

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