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浜田剛史氏 井上尚弥VSバムは「かみ合う」――打ち合ってKO決着も期待大

[ 2026年5月4日 05:21 ]

ジェシー・ロドリゲス
Photo By ゲッティ=共同

 【浜田剛史が語る次戦怪物対決の展望】ジェシー・“バム”・ロドリゲスとは、どんな選手なのか。26歳のスターの才能を早くから見いだし、プロモート契約を結んでいる帝拳ジムの浜田剛史代表が、ロドリゲスの特徴を分析し、井上尚弥と対戦した場合の展望を話した。(取材・構成 鈴木 誠治)

 ロドリゲスは6月に試合を控えており、立場的に井上尚と対戦するとは言えない。しかし、何度も来日して練習を見ているし、試合もチェックしている。どんな選手で、井上尚と対戦した場合はどんな試合になるかは、話すことができる。

 サウスポーのロドリゲスは、左構えの長所を生かし、なおかつ打ち合いをする選手だ。タイプで言えば、ファイターではないが攻撃的で、「ファイターボクサー」と表現すれば分かりやすい。

 オーソドックスな選手が苦手とするサウスポーの長所は、見えにくいパンチを打てることだ。右にサイドステップして、相手の左ガード下から打つロドリゲスの右アッパーは、見えにくく、読みにくい。

 左ストレートも真っすぐに伸びるため、よけにくい。左ボディーアッパーも本当にいい角度から、しかもスムーズに打てるため、ダウンを奪えるパンチだ。リズムに乗ったフットワークも軽快だ。

 ただ、攻撃的な選手のため、これらの長所を徹底できるタイプではない。センスがあるので感覚でボクシングをするところがあり、行き過ぎるケースもある。正面に立って打ち合うことも多く、ダウンも経験している。

 井上尚と対戦した場合は、互いに中間距離を得意とするため、かみ合うだろう。一定の距離を保った中谷とは違い、打ち合う試合が想定される。お互いにやりやすいため、両者とも力を発揮できる。KOも期待できる試合になるだろう。(元WBC世界スーパーライト級王者)

 ◇ジェシー・ロドリゲス 2000年1月20日生まれ、米テキサス州出身の26歳。帝拳プロモーションと契約し、17年3月にプロデビュー。22年2月にWBC世界スーパーフライ級王座を獲得。23年4月にWBOフライ級王座を獲得し2階級制覇。スーパーフライ級に戻った24年6月、エストラダ(メキシコ)に7回KO勝ちしWBC同級王座獲得。25年11月には10回KO勝ちで3団体統一王者に。戦績は23勝16KO。身長1メートル63、リーチ1メートル70。

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