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女子大学院生ボクサーの鬼頭茉衣が全日本2階級制覇 修士となってパリ五輪目指す

[ 2021年11月28日 14:49 ]

ボクシング全日本選手権最終日 ( 2021年11月28日    東京・墨田区総合体育館 )

<2021全日本ボクシング選手権大会>女子ライトウエルター級決勝、浜口(左)に判定勝ちした鬼頭(撮影・島崎 忠彦)
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 男女計14階級で決勝が行われ、女子ライトウエルター級は大学院生ボクサーの鬼頭茉衣(中京大大学院)が濱口聖羅(拓大)に5―0で判定勝ち。ウエルター級で制した19年大会に続く“2連覇”(昨年は中止)で2階級制覇を果たした。1回はインファイトで後手を踏み採点も3―2だったが、2回以降は先手でボディーを入れ、フックを返すなど対応して優位に進めた。「今回のテーマは先手必勝だったので、1ラウンド目からやらないとダメですね」と反省を口にした。

 ウエルター級で目指した東京五輪はアジア・オセアニア予選で出場権を獲得できず、世界最終予選も中止で出ることはできなかった。ナショナルチーム合宿で苦楽を共にした並木月海(自衛隊)や入江聖奈(日体大)のメダル獲得を「めちゃくちゃうれしかった」と喜ぶ一方、「人間は醜いもので、1、2割は悔しかった」という。代表に選ばれていた12月の女子世界選手権(イスタンブール)が来年へ延期となり、今大会はパリ五輪での階級増加を見越してライトウエルター級で出場したが、来年はライト級に落とす予定。持ち味のスピードを生かす戦い方で「女子重量級の歴史を変えていけたら」と世界との戦いをにらんだ。

 修士課程2年目で、研究テーマの「国内女子ボクシングの成立過程」の論文提出を来年1月に控えている。まだ序論しか書いていないそうで、試合会場にもパソコンを持ち込んでおり「ヤバいです。明日から3日間(練習)休みをもらったのでやりこみます」と苦笑いした。博士課程との両立は難しいと判断し、来春の大学院卒業後は非常勤講師として働きながら24年パリ五輪を目指す。「お金も稼いで、パリが終わったぐらいに博士課程へ進学したい」と計画を口にした。

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