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銅メダルの並木月海 3年後のパリ五輪は「目指すつもりなかったけど、もう一回話し合って…」

[ 2021年8月4日 15:46 ]

東京五輪第13日 ボクシング女子フライ級級準決勝 ( 2021年8月4日    両国国技館 )

<東京五輪 女子フライ級準決勝>準決勝で敗れ、厳しい表情で引き揚げる並木月海(撮影・北條 貴史)
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 並木月海(22=自衛隊)準決勝でストイカ・クラステバ(35=ブルガリア)に0―5の判定負けし、銅メダルが確定した。女子フェザー級の入江聖奈(20=日体大)に続く日本女子2人目のメダル獲得だが、目標の金に届かず。「率直にやっぱり悔しいという気持ちが一番大きいです」と唇をかんだ。

 立ち上がりから積極的に攻めた。軽快なステップから鋭いステップイン。だが、いつものように強打をヒットさせることができず、逆に15、16年世界選手権連続銀メダルのベテランのパンチをもらう場面も目立った。

 第1ラウンドを1―4で落とすと、第2ラウンドは0―5。第3ラウンドの猛攻もポイントには結びつかず、フルマークに近い完敗。並木は「自分のテンポで出来なかったことが今考えられる一番の原因。今大会1R目とられたことなかったので、そこでちょっとテンポが崩れた。もっと開き直って闘えば良かったのかなと思う」と悔しがった。

 前日には2歳下の入江が金メダルを獲得しただけに「一番いい色のメダルを獲りたかった」の思いは強かった。3年後のパリ五輪については「正直なところ目指すつもりはなかったんですけど、やっぱり悔しいって気持ちが強くて。あと3年、もっと努力したら金メダルを獲れるのかなというふうには思うので、とりあえずは一回落ち着いて、自分のボクシングとも、もう一回話し合って考えていきたいなと思います」

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2021年8月4日のニュース