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五輪金メダリストの石井慧が新生Kー1初参戦「死に物狂いで練習して、絶対に勝ちます」

[ 2021年8月4日 19:33 ]

<K1ワールドGP会見>ビデオメッセージで意気込みを語る石井慧(左は対戦相手の愛鷹亮) =撮影・白鳥 佳樹=
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 「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」(9月20日、横浜アリーナ、スポニチ後援)の会見が都内で開かれ、北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)の参戦が発表された。スーパーヘビー級のスーパーファイトで、愛鷹亮(31=SAGAMI―ONO KREST)と対戦する。

 石井は柔道からの転向後、総合格闘技をメーンに闘ってきた。現在はクロアチアを拠点としており、かつてIGFの総合ルールで対戦したミルコ・クロコップ(46)の下で練習を続けている。かつてK―1でも活躍したミルコと練習を続ける中で立ち技にも興味を示し、関係者を通じてK―1サイドに打診。中村拓己プロデューサーとの会談を重ねて参戦に至った。

 K―1には旧体制だった10年11月に「WORLD MAX」に参戦し、総合ルールで柴田勝頼と対戦している。新生K―1への参戦は初めてで、K―1ルールでの試合も始めてとなる。

 クロアチアに滞在中の石井は、ビデオメッセージで「こんにちは、石井です。このたびK―1からチャンスをいただき、試合をすることができました。K―1ルール、百聞は一見にしかず、百件は一触にしかず。試合までの間、一日も無駄にすることはせず、毎日死に物狂いで練習して、次の試合、絶対に勝ちます。応援よろしくお願いします。頑張ります」と決意を示した。

 対戦相手の愛鷹は今年1月に元SKE48の佐藤すみれさんと結婚し、6月に第1子が誕生した。アマチュア時代は柔道選手だった愛鷹にとって「柔道の世界では雲の上の存在」という石井との対戦が決まって「金メダリストと闘えるのは誇らしいし、K―1は夢のある舞台だと思った」と意気に感じている。クルーザー級の愛鷹は石井より約20キロ体重が少ないが「K―1では先輩。勝ちに行く」と気合を込めた。

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2021年8月4日のニュース