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ロンドン五輪バンタム級銅・清水聡 入江金メダルに「入場時の笑顔、肝が据わっているな」

[ 2021年8月4日 05:30 ]

東京五輪第12日 ボクシング女子フェザー級決勝   入江聖奈 判定 ネスティー・ペテシオ ( 2021年8月3日    両国国技館 )

女子フェザー級決勝、笑顔で入場する入江聖奈(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 【観戦記】ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで、現在はプロボクシング東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の清水聡(35=大橋)が本紙に「観戦記」を寄せ、女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈の快挙を称えた。

 入江選手、金メダルおめでとうございます。歴史的快挙ですね。ボクシングが盛り上がることは同じボクサーとして、とてもうれしいですし、鳥取には大学の先輩がいて何度か合宿で訪れたことがあるので、鳥取県初の金メダルも本当に良かったなと思っています。

 実は入江選手の試合を見るのは初めてだったんですが、入場時の笑顔が凄く印象的でした。僕は真顔しかできなかったから、肝が据わっているなと。対戦相手のペテシオはフィリピンらしい選手でした。飛び込んできて、そのまま4つぐらい打ってきたけど、それにはまらず、自分のボクシングをやれたことが良かった。しっかりジャブを入れたことでペースを握れたし、奇麗にカウンターが入ったこともポイントにつながったと思います。僕は1、2回を入江選手が取って3回は完全に取られたと思ったので、採点は僕のとは違いましたけど。

 男子フライ級の田中選手も良い試合をしました。しっかり練習してきたことが伝わってきました。これで3個のメダルが確定。こういう盛り上がりから競技人口が増えていくことを期待しています。先輩メダリストとして入江選手に一つアドバイスするとしたら「メダルをなくさないように(笑い)」ということかな。(ロンドン五輪銅メダリスト)

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2021年8月4日のニュース