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並木月海は銅メダル!那須川天心の幼なじみ、目標の金に届かず…

[ 2021年8月4日 14:30 ]

東京五輪第13日 ボクシング女子フライ級級準決勝 ( 2021年8月4日    両国国技館 )

<東京五輪 女子フライ級準決勝>クラステバ(左)と激しく打ち合う並木月海(撮影・北條 貴史)
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 女子フライ級(48~51キロ)準決勝で並木月海(22=自衛隊)はストイカ・クラステバ(35=ブルガリア)に0―5の判定で敗れた。3位決定戦は行われないため、並木は銅メダルが確定した。女子フェザー級(52~57キロ)の入江聖奈(20=日体大)に続く日本女子2人目のメダル獲得だが、目標としていた金には届かなかった。

 身長1メートル53の小柄なファイター。「小、中学校から一番小さいのが普通だった」並木は“小ささ”を武器に変えて闘ってきた。幼少期に始めた空手、小3からキックボクシングで培ったパンチ力とスピードを生かすため、フットワークに磨きをかけ、高校時代は27戦全勝。社会人1年目に壁に当たったが、それを乗り越え、18年世界選手権銅メダルと国際大会でも結果を残した。19年12月の国内代表を決める「ボックスオフ」で勝ち、昨年3月のアジア・オセアニア予選で五輪切符をつかんだ。

 今年5月のコンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメント(ロシア)を制し、自信を持って臨んだ今大会は1回戦から準々決勝までは3試合連続で5―0の完勝だった。

 キックボクシングで活躍する那須川天心(23)とは幼なじみでで、今でも交流を続けている。格闘技界を盛り上げる那須川からも刺激を受け、五輪の頂点を目指した並木だったが、準決勝で夢は途絶えた。

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