入江聖奈　歴史の扉「ちょっと全開にしちゃったかな～（笑い）」

東京五輪第12日　ボクシング女子フェザー級決勝   入江聖奈　判定　ネスティー・ペテシオ （ 2021年8月3日    両国国技館 ）

金メダルを手に笑顔の入江聖奈（撮影・北條　貴史）
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　女子フェザー級決勝で初出場の入江聖奈（20＝日体大）が19年世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ（29＝フィリピン）に5―0で判定勝ちし、12年ロンドン大会から採用された女子では初めて金メダルを獲得した。ボクシングでの金メダルは史上3人目で、鳥取県の金メダル1号となった。

　【入江に聞く】――日本女子ボクシング初の金メダル。
　「光栄なことに私が一番最初に金メダルを獲れた。私は本当に運動音痴なので、運動が苦手な子にも努力を諦めなかったら、何かつかむことができるんだよと教えてあげられたのかなと思います」

　――最終予選中止で出場できなかった仲間もいた。
　「3人の選手が夢半ばで道が断たれてしまったけど、私や並木さんのために練習パートナーになってくださった。本当にありがとうと伝えたいです」

　――歴史の扉を開けた。
　「ちょっと全開にしちゃったかな～と思います（笑い）」

　――女子ボクシングの認知度向上にもつながった。
　「ボクシングをしている女の子というと凶暴だと想像しちゃうかもしれないけど、そんなことはない。代表メンバーも温厚ないい人たちが多いので、そういうイメージを払しょくできたらいい」

　――今したいことは？
　「とりあえず焼き肉を食べたい。両親にめちゃくちゃいい焼き肉に連れて行ってもらいたい。（食べたい部位？）タン一択で」