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入江聖奈 「強気」な攻め貫いた素直で律儀な女子大生

[ 2021年8月4日 05:30 ]

東京五輪第12日 ボクシング女子フェザー級決勝   入江聖奈 判定 ネスティー・ペテシオ ( 2021年8月3日    両国国技館 )

色紙に「強気」と記した入江聖奈
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 【記者フリートーク】ボクシング好きなら“当て勘の良さ”で理解してもらえるだろうか。初めて入江の試合を見た19年12月の日本代表決定戦「ボックスオフ」で、奇麗な右ストレートと当てるタイミングの良さにほれ込んだ。左ジャブが入江の武器だが、実はよく当たる右が鍵。準決勝と決勝でポイントを稼いだのは的確な右のカウンターだった。

 五輪延期前の昨年3月、意気込みをお願いすると色紙に「強気」と記した=写真。その通り本番でも強気な攻めを貫いた。金メダル獲得後に祝福メールを送ると、まもなく「ありがとうございます」と、うれし涙の絵文字付きで返信が来た。天然とか不思議系キャラと思われがちだが、目標へ真っすぐ突き進む、素直で律義な女子大生だと思っている。(五輪担当・中出健太郎)

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2021年8月4日のニュース