【大学スポーツ】明大スポーツ新聞部

明治大学【対東大2回戦】陰の功労者庭田 初登板で熱投

[ 2017年4月11日 05:30 ]

対東大2回戦   明治13―0東大 ( 2017年4月9日    神宮 )

最終回に登板した庭田(C)明大スポーツ新聞部
Photo By 提供写真

 苦労人が表舞台で花を咲かせた。9回に登板した庭田は、4年生ながらこの試合がリーグ戦初登板となった。「自分の投球をしよう」と、決意して挑むと1回を無失点。4番・田口(東大)からの見逃し三振を含む2三振を奪い、力強い投球で試合を締めた。

 庭田は千葉県の公立強豪校・松戸国際高から一浪の末、一般受験を経て明大野球部に入部。周りと比べると決してエリートと言える野球人生ではない。チームに貢献したいという一心で学生コーチを引き受けた。「負担は増えるけどやりがいを感じている」。現在は就職活動の合間を縫って練習や指導に勤しむ日々だ。庭田がマウンドに上がっている間、ベンチからの仲間の声援は一際大きくなるほどに人望も厚い。「全員の力をつないで勝てるように」。ときに自己犠牲を払ってチームのために尽力する存在もまた、明大を強くする大きな原動力となっていく。[明大スポーツ新聞部・曽布川昌也]

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