まだやれる!? 巨人・長野久義、引退試合で鮮やか中前打&激走&右翼守備! 236日ぶり東京Dで躍動

[ 2026年3月14日 20:35 ]

オープン戦   巨人―日本ハム ( 2026年3月14日    東京ドーム )

オープン戦<巨・日>8回、安打を放つ長野(撮影・光山 貴大)
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 希代のバットマンが東京ドームで最後の勇姿を見せた。オープン戦、巨人日本ハムが14日、昨季限りで引退した長野久義氏(41、編成本部参与)の引退試合として行われ、1日限定の“現役復帰”で鮮やかな一打を放った。

 昨年7月21日の阪神戦以来、236日ぶりの東京ドームでの1軍戦で、1―8の8回2死、キャベッジの代打で登場。背番号7がベンチから登場すると、満員のドーム全体から温かい拍手と歓声が降り注いだ。

 日本ハムの剛腕・柳川を相手に、ボール、見逃し、ファウル、ファウル、ファウルと粘る。迎えた6球目、149キロ直球を見事に中前にはじき返すと、ドームは割れんばかりの大歓声に包まれた。

 試合前には「走るのが心配。転ばないように頑張ります」と話していたが、続く岸田の右前打で三塁へ激走。“健在”ぶりを見せつけ、9回には右翼の守備に就いた。その回先頭の常谷の飛球が、運命に導かれたかのように長野のもとへ。楽々と捕球し、またしても大歓声が起こった。

 他球団からの2度のドラフト指名を拒否し、09年ドラフト1位で念願の巨人入団。走攻守3拍子そろった外野手として1年目の10年から規定打席に到達し、打率・288、19本塁打52打点で新人王に輝いた。

2年目の11年に首位打者、3年目の12年には最多安打のタイトルを獲得するなど、長く打線をけん引。18年オフに巨人にFA移籍した丸佳浩の人的補償として広島に移籍したが、22年オフにトレードで巨人に復帰した。

 巨人復帰後は若手のお手本としてもチームに貢献。昨季終了後の10月14日に引退会見を開き「周りの人たちに恵まれ凄く、最高の野球人生でした」と感謝の言葉を口にした。11月23日のファンフェスタ内で行われた引退セレモニーでは、阿部監督や坂本から号泣しながら花束を渡されるひと幕もあった。

 この日の相手は日大4年だった06年、ドラフト4位で自身初めて指名され、入団を拒否した日本ハム。不思議な縁で因縁の球団とのラストゲームとなったが、両軍ファン、関係者から惜しみのない拍手が送られ続けた。

 ◇長野 久義(ちょうの・ひさよし)1984年(昭59)12月6日生まれ、佐賀県出身の41歳。筑陽学園(福岡)から日大入り。06年大学・社会人ドラフトで日本ハムの4位指名を拒否しHonda入社。08年ドラフトでもロッテの2位指名を拒否し、翌年1位で巨人入り。10年に新人王、11年に首位打者、12年に最多安打、11~13年ベストナイン、ゴールデングラブ賞獲得。18年オフにFA人的補償で広島移籍。22年オフに無償トレードで巨人に復帰した。通算1651試合1512安打163本塁打623打点99盗塁、打率.280。1メートル80、85キロ、右投げ右打ち。

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