広島・新井監督“究極サバイバル”開幕投手&ローテ決定は3月中旬「誰が入ってくるのかも決まっていない」

[ 2026年3月6日 05:05 ]

広島・新井監督
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 広島は5日、マツダスタジアムで全体練習を行った。新井貴浩監督(49)は開幕投手決定時期の目安として「(3月)中旬ぐらいかな」と明かすも、現状は開幕ローテーションも含めて白紙であると改めて強調した。オープン戦が本格化する中、今季は究極のサバイバルでギリギリまで競争が繰り広げられる。

 新井監督は、開幕直前まで横一線の競争を貫く構えだ。全体練習終了後に開幕投手について言及。決定時期の一つの目安を示した。

 「(開幕投手は)まだ分からない。(目安としては3月)中旬ぐらいかな。開幕投手どころかローテーションも決まっていない。誰が入ってくるのかも決まっていないから」

 例年と異なって、熾烈(しれつ)な争いはオープン戦終盤まで続くもようだ。昨年、指揮官は春季キャンプ中の2月25日に「開幕投手は森下」と公表。新井政権下の過去3年は、2月に開幕投手を公表していたが、今年は「横一線」の競争を打ち出している以上、ギリギリまで見極める方針だ。

 今春は2月10、11日の紅白戦に開幕投手候補の森下、床田、大瀬良らが登板した。実績、ベテラン組に関しても特別扱いなしの競争を展開。その中で各投手、存在感を示している。森下は4日のオリックス戦で対外試合初登板を果たして3回無失点と好投。昨季はチームトップの9勝をマークした床田は、同戦で2回無失点とアピールした。昨年10月に右肘を手術した大瀬良も1日の楽天戦で3回無失点。また、先発転向した栗林、新外国人・ターノック(マーリンズ)のほか、森、岡本、高らも実戦で結果を残している。

 開幕投手、ローテーションの決め手について指揮官は「結果と内容」とブレない姿勢を示した。継続的な結果と内容を求め、チーム内の競争で底上げを図る。実際に3月中旬の決定となれば開幕までは1週間程度となる。投手の調整面が心配されるが、新井監督は「中旬だったら大丈夫でしょう」と話した。オープン戦は残り12試合。ここから、よりシビアな競争が待ち受ける。

 究極のサバイバルを勝ち抜くのは誰になるのか――。高いレベルでの競争に注目が集まる。 (長谷川 凡記)

≪近年の広島の開幕投手指名≫

 ★21年 大瀬良 3月1日に沖縄キャンプを打ち上げた佐々岡監督が明言。右肘手術の回復が条件だったが、「昨日の投球を見て確信した。僕の中では(大瀬良が)エースという気持ちが変わらなかった」

 ★22年 大瀬良 2月28日、沖縄キャンプ最終日の全体練習後、佐々岡監督がナインの前で公表。「僕の信頼で託そうと決めた。引っ張ってもらいたい」

 ★23年 大瀬良 2月25日、巨人とのオープン戦降板後に就任1年目の新井監督から告げられた。5年連続となる大役に大瀬良は「身が引き締まる思い。しっかり役割を全うできれば」

 ★24年 九里 2月16日、新井監督が明言。「(開幕投手は)ここ数年の目標だったと思うし、投げたい気持ちも感じるので、本日“任せたぞ”と伝えました」

 ★25年 森下 2月25日、新井監督が同22日に森下本人に通達したことを明かした。「今年見せてくれ、やってみろよという期待を込めて。中心として引っ張っていってくれよという感じ」

≪2軍で調整中の野手もチェック≫

 ○…新井監督は2軍で調整を進める野手陣についても言及した。「(実戦は)全部チェックしているけど、(1軍で見たい選手は)いない」と厳しい評価を下した。その一方で指揮官は「役割を持った選手は必要になってくる」と走塁、守備、代打などの各分野でチャンスが残っていることも強調した。現在2軍では、会沢、堂林、野間らのベテランに加え、大盛、末包、矢野ら中堅組も昇格を虎視眈々(たんたん)と狙っている。指揮官は「限られた枠でみんなが同じような感じだと入れない。今、1軍にいる野手を超えないと」と奮起を求めた。

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