日本製鉄鹿島・金城 今季は先発&中継ぎでフル回転誓う4年目右腕 制球力重視に切り替え、昨季は大躍進

[ 2026年2月1日 09:00 ]

日本製鉄鹿島・金城
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 社会人野球・日本製鉄鹿島の金城伶於投手(25)が今季は先発、中継ぎとしてフル回転する。神村学園(鹿児島)、青学大を経て入社4年目。昨季は中継ぎとして輝きを放った右腕は、シーズン開幕に向け先発としての準備も進める。

 「先発も中も全部できるように準備していきたい。先発をするなら制球力が肝心になってくる。コントロールに磨きをかけていきたいと思います」
 
 躍進へのビジョンは描けている。1月下旬からブルペンでの投げ込みを開始。制球力を高めるべく、週3回ほどのペースで最大200球を投じていく構えだ。

 昨季は「無双」の2文字がびったりだった。6月の都市対抗茨城県大会で2試合3イニングを無失点に封じると、その後の公式戦でも自責点「0」を続けた。都市対抗1回戦・JR北海道硬式野球クラブ戦では5回2安打1失点(自責点0)で勝利投手に。日本選手権関東代表決定戦では全3試合に救援し、11イニングを零封した。敗れはしたが、日本選手権1回戦の三菱自動車岡崎戦も3回無安打無失点。その名を全国の舞台でも知らしめた。

 転機はJABA大会だった。静岡、日立市長杯、ベーブルース杯の3大会はことごく失点。自身の投球スタイルを今一度、見つめ直すことを決めた。

 「真っすぐも変化球も1つ1つは悪くなかったのですが、自分のことばかりになっていた。スピードにこだわっていた分、制球がアバウトになって…。JABA大会を終えてからは、バッターと対戦する中でどうすれば自分の持ち味を生かせる投球ができるかを突き詰めるようにしていきました」

 春先には早くも自己最速タイの149キロを計測。想定を上回る時期にパフォーマンスが上がったがゆえの落とし穴だった。5月のベーブルース杯終了後からは球速を追うことをやめ、制球力を重視。直球を投じる際も「出力は8~9割」にすることで、左右を問わず打者の内角をきっちりと突けるようになった。投球の幅が広がったことで、スライダー、ツーシームも従来以上に威力を発揮。1、2年目は対左打者に苦しんだが、夏場以降は「一、二塁間を抜かれていたのが、ファースト、セカンドゴロに打ち取れるようになった」とうなずいた。

 「去年もダブルドーム(2大大会)に出させていただきましたが、都市対抗は2回戦、日本選手権は初戦負けで悔しかった。今年は出場するだけでなく上位を目指したい」

 中継ぎとしての貢献度も捨てがたいが、金城が先発の柱として機能すれば投手陣の厚みはグッと増すことになる。「アマチュアでやる以上、上を目指したい気持ちもあります」。まずはチームを優勝争いに導き、憧れのステージにもトライする。

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