元楽天A・ジョーンズ氏 米野球殿堂入りで亡き父思い出し「少し涙が」キュラソー出身では初「大きな名誉」

[ 2026年1月21日 12:30 ]

オンライン取材に応じるA・ジョーンズ氏
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 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入りメンバーを発表し、ブレーブス、楽天などで活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏(48)、ロイヤルズ、メッツなどでプレーしたカルロス・ベルトラン氏(48)を選出したと発表した。

 オンライン会見に臨んだジョーンズ氏は「まず最初に、感謝を伝えたい。これは大きな名誉だ。私に投票してくれたすべての投票者に感謝したいし、それを可能にしてくれたことにお礼を言いたい。そして、これまでずっと支えてくれた家族にも感謝したい」と笑みを見せた。

 そして「ずっと追い続けてきた夢に挑戦する機会を与えてくれたアトランタ・ブレーブスに感謝したい。また、これまで所属したすべてのチームにも感謝している」と多くの人に感謝の気持ちを伝えた。

 資格9年目で吉報が届き、殿堂入りの連絡を受ける直前には「2016年に亡くなった父のことが頭に浮かんだ」とジョーンズ氏。「マイナー時代からメジャーまで、私のキャリアにとって父は本当に大きな存在だった。父は仕事が終わると、グラウンドに出てきて一緒に練習し、長いマイナー、メジャーのキャリアを戦い抜く準備をさせてくれた」と仕事終わりに練習に付き合ってくれた思い出が蘇ったそうで「正直に言うと、部屋で一人、少し涙が出てきた」と偽らざる本音を明かした。

 クーパーズタウンには「何度も行ったことがある」といい「以前、息子と一緒に行ったこともあるし、チッパー・ジョーンズの殿堂入り、デレク・ジーターの殿堂入りでも訪れた。だからこそ、今度は自分自身が憧れてきた選手たち、共に競い合ってきた選手たちと同じステージに立てると思うと、本当に特別な瞬間になる。エリートの一員としてそこに立てる機会を心から楽しみにしている」と7月の式典を待ちわびた。

 オランダ領キュラソー出身選手では初の米殿堂入りで「言葉では語り尽くせない。キュラソーでは、子どもの頃から野球しか知らずに育った」と万感の思いを口にし「ヘンスリー・ミューレンスが道を切り開いてくれ、その後に続く選手たちがチャンスを与えてくれたことに感謝している。キュラソー出身で初めて殿堂入りできたことは、非常に大きな名誉だ。そして、これからも続く選手が必ず出てくる。次はケンリー・ジャンセンだと思っているし、その日が来るのを楽しみにしている」と球界屈指の守護神としてすでに476セーブを記録しているジャンセンにエールを送った。

 ジョーンズ氏はオランダ領キュラソー出身。ブレーブス時代の2005年に本塁打王、打点王に輝いた。メジャー通算は2196試合で1933安打、打率・254、434本塁打、1289打点。2013、14年には楽天でプレー。2年間で50本塁打を放ち、13年にはチーム初のリーグ優勝、日本一に貢献した。

 殿堂入りは全米野球記者協会に所属する有資格記者の投票(今回の有効票数は425票)で75%以上の票が必要で、A・ジョーンズ氏は78・4%(333票)だった。7月26日にクーパーズタウンで予定されている式典で正式に殿堂入りする。

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