米野球殿堂入りベルトラン氏「本当に特別なこと」サイン盗み問題は「悪い判断をしてしまうことも…」

[ 2026年1月21日 12:56 ]

カルロス・ベルトラン氏(AP)
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 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入りメンバーを発表し、ブレーブス、楽天などで活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏(48)、ロイヤルズ、メッツなどでプレーしたカルロス・ベルトラン氏(48)を選出したと発表した。

 ベルトラン氏は1998年にロイヤルズでメジャーデビューし、翌99年に新人王を獲得。メッツやヤンキースなどでもプレーし、シルバースラッガー賞に2度輝くなど、メジャー通算2586試合で2725安打、打率・279、435本塁打、1587打点を記録。今回が資格4年目で、全米野球記者協会に所属する有資格記者の投票(有効票数425票)で84・2%(358票)だった。

 また、3月のWBCではプエルトリコのGMを務める。選手としては4度出場し、13、17年の同国準優勝に貢献した。

 オンライン会見に臨んだベルトラン氏は「まず最初に、ありがとうと言いたい。投票してくれたすべての記者の皆さんに感謝したい。野球殿堂入りの一員になるという機会を与えてくれたことに心から感謝している。今日という日が、私の人生を本当に変えたということは間違いない。殿堂入り選手と呼ばれる存在になったこと、そして、それが私にとって、プエルトリコにとって、家族にとって何を意味するのかを考えると、本当に特別なことだ」と喜んだ。

 続けて「プエルトリコを代表する存在として殿堂入りできたこと、ロベルト・クレメンテ、ロベルト・アロマー、イバン・ロドリゲスと並び語られることは、本当に大きな意味を持つ。野球に関わり続け、競技を広め、島の子どもたちを助け続けたい。そして、ラテン系選手たちにより多くの機会を生み出せればと思っている」と今後もプエルトリコをはじめラテン系選手の成長の手助けをしたいと約束した。

 現役最終年の2017年にはアストロズでサイン盗みスキャンダルの首謀者の1人として関わった。それだけに「正直に言うと、最初に投票用紙に名前が載った時点で、それだけでも特権、大きな評価だった」とベルトラン氏。「アストロズの件が話題になったことは、もちろん理解している」とした上で「ただ、最終的に私が思うのは、自分のキャリアを振り返り、野球という競技に関わるチームや人々を見渡せば、人生には必ず浮き沈みがある。良い判断をすることもあれば、悪い判断をしてしまうこともある」と語った。

 続けて「私が現役を引退した時、野球の中で築いてきたすべて、人間関係や関わってきた素晴らしい人たち、それらを失ってしまうのではないかと思ったこともあった。だが、再び野球界に戻ってきて、今も人々から愛を受けている。選手たち、クラブハウスで共に過ごした仲間たちからもだ」とスキャンダル以降も変わらず接してくれている人たちもいるとした。

 だからこそ「彼らは私がどんな人間かを知っている。同時に、私には向き合わなければならない“物語”があることも理解している」と犯した罪を受け止めた上で前に進むとも語った。

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